映画「シュガー・ラッシュ:オンライン」の感想

「シュガー・ラッシュ:オンライン」観てまいりました。

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今度の舞台はインターネット!!
人間たちが知らないゲームの裏側の世界を舞台に、ヒーローになれない“悪役”ラルフとレーサーになれない“ひとりぼっち”の少女ヴァネロペの冒険と友情を描いた大ヒット作『シュガー・ラッシュ』の最新作! (予告編動画の紹介テキストを引用)

本編の後に予告を観ると「まぁ、確かにこういう映画だった」とは思いますが、わずか2分の映像で紹介するにはあまりにも足りない。予告ってのはそういうものなんですが、それにしても、予告に入りきらない、いろんな魅力的要素が盛りだくさんな作品でした。

ラルフとヴァネロペというキャラクターのビジュアルがかわいらしい影響もあって、子供向けっぽい印象を持つかもしれませんが、実際はかなり幅広い世代が楽しめる作品だと思います。わたしが観に行ったときも、大人のカップルや私と同世代の仕事帰りの女性たち、中高生の男の子グループなど、結構いろんな層が来てました。世代によって受け取るメッセージの感じ方や、楽しめるポイントは違うと思いますが、いろんな要素が盛りだくさんなので、どこかしらにはひっかかって劇場を出れるのではないかと思います。

私の場合はディズニープリンセスのシーンがめっちゃ楽しみだったんですが、もう想像をドーンと超えていました。予告のシーン以外にも「こ、こんな豪華なメンバーが、、こんなことを、、、」という感動で震えながら泣いた(全然泣くシーンではないです)。あとアラン・メンケン(ディズニー映画の多くの名曲を手掛ける作曲家)の新曲も楽しみでしたが、その曲もそれを歌うまでの一連の流れもめっちゃ良くて泣いた(全然泣くシーンではないです)。

それ以外は特に期待してなかったのですが、ストーリーも面白かった。面白かったというか、ちょっと予想と違う大人っぽいお話だったのが良い裏切りでした。ラルフとヴァネロペの関係の変化については、ラルフに共感するかヴァネロペに共感するかで感想が違いそう。どっぷりラルフ寄りのタイプの人は、この記事にあるような「しんどさ」を感じるのはよくわかる。

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わたしの場合は、友達と自分の価値観や考えが、環境や時間によって変化していくことこそに楽しみを見出している(楽しいことばかりでもないですが)タイプなので、「しんどい」みたいなのは特になかったです。でも、ラルフのような気持ちは少なからずどんな人も持っているものだとは思うので共感しました。ヴァネロペがシャンクにラルフとの関係について相談するんですが、その時のシャンクがとにかくカッコイイ。ああいうアドバイスをくれる先輩に巡り会えるってとっても大事。シャンクは言うことも顔も声(「ワンダーウーマン」のガル・ガドット様!)もカッコよくて、とにかくカッコよかった。カッコよかった。それに尽きる。

そんなシャンク様のアドバイスを受けてヴァネロペが下す決断も良い。結局、いろんな人に気を使っていたら決断なんてできませんからね。決断ってのはああいうものだよなーと受け取りましたが、もうちょっとあのあたり丁寧に描いてくれてもいいじゃんとは思いました。自分のやりたいことを見つけて、そのために決断ができるヴァネロペちゃんは偉い。

シュガー・ラッシュは前作もそうですが登場人物がみんなめちゃめちゃ魅力的なんですよね。今回のシャンクやイエスもステキだった。

そして前作で結ばれたこちらのご夫婦!大好き!!
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ホントこのシーン最高(前作本編映像です)。

こちらのフェリックスとカルホーン軍曹のご夫婦が、映画の最後にアーケードゲーム「シュガー・ラッシュ」のカーレースを見ながら、「あること」に関する極意を語るんですよ。そのシーンがすごく良かったです。この映画の茶目っ気というか、遊び心を非常によく表していたように思います。そこで何が語られたかは、ぜひ映画館で。

映画「シュガー・ラッシュ:オンライン」の感想 #シュガラお題

sponsored by 映画「シュガー・ラッシュ:オンライン」(12月21日公開)